郵送でDM(ダイレクトメール)を送るメリット・デメリットを解説!
contentImage

DMは営業や宣伝を目的に企業や個人宛てに情報を発信する、マーケティング手法の一つです。DMはおもに郵送、FAX、電子メールの3種類の送付方法がありますが、この記事では、郵送でDMを送る方法について解説します。

郵送でDMを送る2つの方法

郵送でDMを送る方法は、「はがき」と「封書」の2つの方法があります。

【1】はがきで送る

はがきは「定型はがき」や、A5やA4サイズの「定型外はがき」、二つ折りや三つ折りにした「圧着はがき」の3種類があります

定型外はがきであればサイズも自由であるため、写真を掲載するなどレイアウトも比較的アレンジしやすいです。また圧着はがきは個人情報の漏洩を防げるうえ、定型はがきよりも掲載スペースを多く確保できます。

はがきは開封する必要がないためすぐに内容を確認でき、伝えたい情報が少ない場合におすすめです。反対に情報量が多い場合はあまり適していません。

【2】封書(レター)で送る

封書(レター)はカタログやチラシ、挨拶状など複数の封入物がある場合に使用します。封筒の種類は紙製やOPP製のものがあり、サイズなどもさまざまです。紙製のものは白封筒や色封筒、クラフト封筒があり、中身が見えないのが特徴です。一方、OPP封筒はフィルム状の透明な封筒であるため、開封しなくても中身が透けて見えて安心感を与えられるのが特徴です。

封書ははがきに比べると、多くの情報を伝えたい場合に適しています。

郵送でDMを送るメリット

まずは郵送でDMを送るメリットを3つ紹介します。

反応率が比較的高い

郵送でのDMは、電子メールなどのデジタル媒体よりも開封率は高いといわれています。ポスティングのように多くの人を対象としたものでなく、個人宛てに届いているため開封しようという気持ちが働くからです。さらに紙媒体は手元に残り、読み返す確率も高まります。

ターゲットを幅広く設定できる

郵送でDMを送ることで、ターゲット層を広げられる点がメリットです。郵送であれば、インターネットやSNSなどを使わない方にもアプローチできるようになります。とくにスマホやパソコンを使用しない高齢者層などをターゲットにする場合などでも有効です。

デザインの自由度が高い

郵送でのDMはデザインの自由度が高く、受け取る方の印象に残りやすいのがメリットです。メールの場合、テキスト情報しか記載できませんが、郵送であれば色彩やデザイン、紙の質感や形状なども自由に決められます。さらに一緒にサンプルを同封するなど、自由な作成が可能です。

郵送でDMを送るデメリット

郵便でDMを送る場合はデメリットもあります。

他のDMに比べコストがかかる

郵送でのDMは、FAXや電子メールに比べるとコストがかかるものです。企画からデザインまでのステップはどの方法でも必要ですが、郵送の場合は印刷・封入・発送のステップがプラスされます。印刷代・郵送代もかかるため、他の方法よりもコストがかかります。

発送から到着までの時間がかかる

郵送でDMを送る場合、企画から作成、印刷、封入、発送と複数のステップを踏む必要があり、FAXや電子メールでのDM送付よりも多くの時間がかかります。また発送してから顧客に届くまでにも時間を要します。そのため開催日が決まっているイベント案内などは時間がかかることを考慮して、計画的に進める必要があります。

人件費が発生する

DM作成から発送、効果測定などの作業にかかる人件費も発生します。ほかの業務を兼務で進める場合は、社員にとっても負担になることも考えられます。代行業者に依頼する選択肢もありますが、いずれにしてもコストがかかることは否めません。

郵送でDMを送る際に反応率を上げる方法

せっかくコストと手間をかけてDMを郵送しても、顧客が何らかの反応や行動を起こしてくれなければ意味がありません。ここでは、顧客の反応率を上げる方法を紹介します。

ターゲットを明確に設定する

DMの反応率を上げるために必要なことは、まずターゲットを明確にすることです。不特定多数に向けたDMよりも、ターゲットを絞ることで反応率は上がりやすくなります。

年齢や性別、居住地の属性はもちろん、職業や世帯年収、家族構成、趣味嗜好などの項目も加えることで、より詳細なターゲット像を作り上げます。DMの訴求ポイントやデザインがまとまりやすくなり、ニーズの高いDMにつながります。

発送のタイミングを見極める

DMを発送するタイミングは、顧客の反応率に影響します。商品の買い替え時期や季節の変わり目、クリスマスなどのイベント前など、ターゲットが興味を持ちやすい時期を見極めましょう。タイミングよくDMが届くことで、顧客の消費意欲につながりやすいため効果的です。

ニーズに合わせたデザインを作成する

DMのデザインはターゲットのニーズに合わせて作成することが大切です。ターゲット像に合わせてフォントやカラー、写真などのレイアウトなどをデザインすることで、商品イメージや反応率の向上につながります。

発送後は効果測定をおこなう

DMの反応率を上げるためには、発送後の効果測定が重要です。DM発送による資料請求や問い合わせ、クーポン券持参での来店・購入などの反応を計測しましょう。DMは試行錯誤を繰り返し、改善していくことが大切です。

まとめ

郵送でDMを送る方法は「はがき」と「封書」のおもに2つの方法があります。はがきと封書ではそれぞれ特性が異なるため、どちらが適しているかを考えて選択する必要があります。メリット・デメリットを理解し、反応率を上げるポイントも意識しながら作成を進めましょう。