企業が主催する就活イベントに学生が参加を予約してくれたら、リマインドメールを送りましょう。この記事では、企業側が送る、就活イベントのリマインドメールについて解説します。
就活イベントには企業説明会や面接対策、学生同士の交流会など、さまざまな種類があります。これらの就活イベントに、参加予定の学生にリマインドメールを送ることで、以下のようなメリットがあります。
就活イベント参加への感謝を伝えられる
イベント内容を再確認してもらえる
参加予約のうっかり忘れを防止できる
リマインドメールを送付することで、就活イベント当日になって「忘れてしまっていた」「日時や場所を間違えていた」ということがなくなり、学生の無断欠席や直前キャンセルなどを防止できます。
【リマインドメール例】
件名 | 【事前のご案内】〇月〇日開催・〇〇株式会社 説明会 |
本文 | 〇〇様 こんにちは。〇〇株式会社 採用担当の〇〇です。 先日は弊社の会社説明会に参加のご予約をいただき、ありがとうございました。 説明会の日程が近づいて参りましたので、再度ご連絡いたしました。 説明会の詳細について、以下にご案内しております。 ご確認のほどよろしくお願いいたします。 ーーーーーーーーーーーーー 【会社説明会 概要】 ■日時:〇月〇日 〇〇:〇〇~〇〇:〇〇(受付開始〇〇:〇〇~) ■場所:〇〇会場 ■アクセス:〇〇線 〇〇駅 徒歩〇分 ーーーーーーーーーーーーー (説明会の魅力やポイントを説明する) もしも参加のご都合が悪くなった場合は、メールにてキャンセルの連絡をお願いいたします。 それでは当日、〇〇様とお会いできることを楽しみにしております。 |
署名 | ■社名・部署・役職・氏名 ■会社アドレス ■電話番号/当日連絡用の番号 ■メール ■会社サイトURL |
上記のリマインドメールの作成例を踏まえて、ポイントを紹介します。
リマインドメールの件名は、内容がすぐにわかるように作成します。「イベント名・日付・予約の確認」などの文言を入れておくと、ひと目でなんのメールか把握してもらえます。反対に件名がわかりにくいと、開封されずに埋もれてしまう恐れがあります。 また件名にカッコや記号を使うと、視覚的にも強調されるため効果的です。たとえば「【ご予約の確認】〇〇就活イベント 〇/〇開催」とすれば、ほかのメールよりも目立たせられます。
本文は簡潔にまとめるのが作成のポイントです。就活イベントの要点だけを記載し、短くわかりやすい内容を意識します。また、文章が短くても全体に余白がなければ、読みにくくなります。本文には改行や空白行を入れて、全体をパッと見やすくしましょう。 とくに就活イベントの日時やアクセスなどの重要な内容は、区切り線を入れて目立つようにし、箇条書きにしておくと視認度があがるでしょう。 もしも伝える情報が多くて簡潔にまとめられない場合は、URLを記載するのも有効な方法です。イベントの詳細やアクセス方法、キャンセルポリシーなどは、詳細のページに誘導しておくのがおすすめです。
当たり前のことですが、正しい敬語を使うことも大切なポイントです。学生は社会人の準備として、正しい言葉遣いで頑張ってメールを作成しています。企業側がしっかりと正しい敬語を使って、メールのやり取りをするのは基本のことです。 また敬語のなかにも、丁寧語・尊敬語・謙譲語があり、使い方によって学生が抱く印象は異なります。ビジネスレベルの敬語を使えばしっかりとした印象になり、柔らかい敬語であれば親しみやすい印象になります。たとえば企業説明会であればビジネスメールを意識する、学生同士の交流会であれば親しみやすさを意識するなど、シーンにあわせた使い分けも大切です。
メールを作成したら、最後に文章をチェックしましょう。誤字脱字がないかはもちろん、就活イベント情報に誤りがないか入念に確認します。もしも開催日程やアクセス方法などに誤りがあった場合、イベント当日に大きな混乱を招くことになります。スムーズに就活イベントを開催できないうえに、企業に対する学生からの不信感につながりかねません。基本的なことですが、慎重に確認することが大切です。
リマインドメールは、送るタイミングも大切です。たとえば就活イベントの予約に対し、受付完了を通知する内容であれば、できる限り早いタイミングで送ります。送信が遅れると、学生を不安な気持ちにさせてしまうからです。 そしてイベントのリマインドメールは、2〜3日前に送ります。前日や当日だとメールに気づいてもらえないケースや、別の予定を入れて調整が難しい事態などが起こり得ます。余裕を持って数日前にリマインドメールを送ることで、就活イベントへのスムーズな参加を促せます。
リマインドメールを送ることで、「就活イベントに学生が来ない」ということを防止し、スムーズなイベント開催と出席率の向上につながります。無断欠席や直前キャンセルが多い場合は、今回紹介したポイントを押さえてリマインドメールを送付してみましょう。