より身近なリーガルサービスを提供したい
――弁護士法人コモンズ法律事務所の設立の経緯や概要、また主な業務分野・取扱案件の特徴を教えてください。
生活者の皆様にとって身近な存在として、気軽に相談できるパートナーでありたい。その想いを持って、当事務所は平成 25 年 8 月に債権回収を得意とする代表弁護士、"降旗順一郎"によって設立されました。
当事務所は開設以来、債権回収に注力しており、特定金銭債権、非特定債権に関わらず、さまざまな種類の債権を受託しております。
――西川様ご自身のご担当やミッションについても教えてください。
普段は、事務所における新規・既存のクライアントへの受託案件獲得のための営業(各種債権回収・建物明渡訴訟、任意建物立退き等)をしています。また、事務局長として実際に現場での指示及び案件対応にも携わっております。
目標・ミッションとしては、業績拡大が依頼者の満足に直結するため、数字にこだわり、収益の増加はもちろんですが、以下の3点をポイントにしております。
1 事務所理念の実行:
「気軽に相談できるパートナーでありたい」という想いを持って、他の弁護士事務所で受任を断られた難しい事案においても、解決の可能性があるのであれば、最善の解決策を模索し提案に努めています。
2 顧客満足の向上:
債権回収をメインとする弁護士事務所は多く存在しますが、同業他所より優れたパフォーマンスを出し、より依頼人に満足して頂けるよう、常に職員全員のスキルアップ及び業務ツールの効率化・合理化に主眼をおき取り組んでいます 。
3 従業員満足の向上:
事務所で勤務する職員の雇用環境が良くなければ、良いパフォーマンスも出せないと考えております 。したがって、回収業務担当者はもちろん、経理や総務など全職員の待遇改善を図ることに主眼を置き、取り組んでいます。
結局、採用するよりツール導入。新規案件の増加に合わせ、体制強化を実現したい。
――オトコルご導入前は、どのような課題をお持ちでしたか?
新規の債権回収案件が増加し、これまでのように現在の人員のみでは通常の回収対応が困難となっていました。
新規案件が 20 万件近くに増加することよって、一定の回収額増加にはつながっていましたが、1案件に対しこれまで通りの仕事量で対応することが困難となっており、収益増加の機会損失となっていました。
――そんなタイミングで、オトコルの存在を知っていただけたのですね。
はい。当初は、人員(アルバイトなど)の採用も検討しましたが、架電件数に限りがあり、根本的な解決には至りませんでした。しかしながら、オトコルであれば、特定の人員に負担をかけることなく、絶対的な仕事量の増加を実現することができ、そこから収益に直結することが可能と判断したため、導入を決めました。
――電話以外の手段は検討されなかったのですか?
電話以外にも、SMSや郵送などの手段も活用しています。ただ、電話でないと接触が図れない方々も非常に多いため、架電業務は欠かせないと感じています。
架電件数2倍・月200万円以上の回収効果を実現
――実際に導入してから、どのように業務フローを回し、運用されているか詳しく教えてください。
毎朝、架電対象(現在は約 1,000 件程度)の架電予約を行い、一定の時間にオートコールを分散させ、その時間に職員全員で受電対応を行っております 。
――運用にあたって工夫しているポイントや定着化に向けた社内の取り組みはありますか。
運用の工夫としては、毎日オートコールの予約時間、件数などを固定し、職員全員に習慣業務として対応させています 。定着できた理由はとして、全員がオートコールによる決まった時間の受電が自分の仕事であると認識して対応できているからだと考えます 。
――ツールだけでなく、実際に使う方々の意識も大切なんですね。導入前と比べて、具体的にどのような効果やメリットが得られていますか?
導入前は1カ月の架電件数として 17,000件程度でした。
導入後は、おそらく1カ月で2 倍近くの架電が可能となりそうです。また、架電が増加したことによる回収金額の成果としても、おそらく1カ月分として、少なくとも 200 万円以上の回収効果が出てきそうです。
費用を控除しながら、売上UPにも繋げられています。
――実際に使われてみて、満足している点や逆に改善を望む点があればお聞かせください。
そうですね。満足点としては、予約をすることで予定架電件数の見込みを容易に立てることができ、そこからの回収金額の推定も可能となる点ですね。より計画的に業務を進められるようになりました。 改善希望点としては、自動音声対応により、話すスピードが速い部分や誤解を生じさせてしまう可能性がないとは言えないので、さらなる品質向上に期待します。ただ、まだまだ使いこなせていない機能もあると思うので、弊社に合いそうな機能があればぜひご提案をお願いしたいです。新機能リリースの際もぜひご提案ください。
今後も事務所の理念を拡大していくために
――これからの展望についてお願いします。
弊所として現在の人員で最大の成果を出すため、常に業務効率化が大きな課題であります。現在、新規の受託案件が増加している中、架電件数の増加は優先順位の高い課題となりますので、まずはオトコルでの架電件数の増加を主軸として収益増加を目指していきたいと考えます。
――最後に、事業への思いについてお聞かせください。
改めてにはなりますが、当事務所は、"迅速に"、"リーズナブルな料金で"、"上質なリーガルサービス"を提供することをモットーとしています。よりリーガルサービスを皆様にとって身近なものにしていくために、業務の効率化を図りながら、もっともっと価値提供の幅を広げていきたいと思います。
■インタビューにご協力いただいた事務所様
弁護士法人コモンズ法律事務所
本社所在地:〒102-0083 東京都千代田区麹町4-2-2 麹町陸ビル3階
事業内容:法律事務所の運営(各種債権回収/建物明渡/不動産関連/企業法務/交通事故等/離婚・男女問題/相続・遺言/労務問題/刑事事件/成年・任意後見/インターネット問題)