【休眠求職者との面談数が2倍に!】掘り起こしに成功した活用方法とは?
用途:既存顧客向け
業種:人材紹介事業
従業員数:51~100名
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営業職に特化した人材紹介サービスや、求人メディアの運営を行っている株式会社hape(エイプ)。

『「はたらく」を次のステージへ』というミッションを掲げ、求職者と企業の双方にとって満足度の高い転職支援の実現に取り組んでいます。

今回は、オトコル導入の背景と成果について、事業推進チームの責任者である栗原健さんにお話を伺いました。

営業職に特化した転職支援サービスを提供

――まず、hape様の事業内容について教えてください。

当社は営業職に特化した人材紹介事業を行っています。営業経験者や営業職への転職希望者に特化したサービスを展開しており、営業職特化型転職エージェント『hape Agent』を中心に、求人メディア『いい求人net』や完全会員制の転職プラットフォーム『Direct Search』などを運営しています。

――営業職に特化しているんですね。

はい。営業職というカテゴリーの中では、未経験の方からミドル・ハイクラス層の方まで、幅広く支援を行っています。

求職者一人ひとりの面談や求人紹介といったコミュニケーションの時間を他のエージェントより時間をかけていることが特色で、価値観や将来像に合わせたキャリアを提案することに力を入れています。営業職と一言でいっても会社によって仕事の進め方や環境は様々です。求職者のスキルや志向性にあった求人を紹介することで高いマッチング率と選考通過率を実現しています。

――今回オトコルを導入したチームは、どんなミッションを担っているのでしょうか?

私の管掌する部門の中で、特にインサイドセールスチームでは、初回面談数の確保が大きなミッションとなっています。エントリーいただいた方を確実に面談につなげることはもちろん、エントリー後しばらくやりとりが途絶えていた方(休眠求職者)にアプローチし、初回面談に呼び込むことも重要なミッションになります。

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「連絡しても気付かれているのか分からない」という課題

――導入前は、どのような課題がありましたか?

一番の悩みは「求職者からのリアクションがない」ことでした。面談が組めないケースの多くは、こちらから連絡に対してリアクションがないです。当社からの連絡に対して気づいていて、興味がないのか。それとも連絡に気づいていないのかがわからないことが課題でした。

――メールやSMSも使っていたのですよね?

集客の方法によっても多少違いはありますが、メールはもちろんのことSMSなども活用し、気づいていただけるような対応はこれまでもしていました。しかし、フリーメールは大量のメールが来ていて弊社からの連絡も埋もれてしまいやすいものです。SMSも活用はしていますが、抜本的にリアクション量を増やすところまでは行きませんでした。

――そこで電話に注目されたのですね。

そうですね。もともと求職者への架電業務は少しは行っており、一定の通話ができるということは理解していたんです。ただ、多くの求職者に実行するには人員的にも効率的にも難しいと考えていました。もう少し効率的に電話を使って求職者のリアクションがとれる方法はないかと考えていた中で、オトコルのサービスに出会いました。

――そんな中でオトコルを選んでくださった理由は?

ツールを選定する上で重視したポイントは、コストやユーザビリティになります。また、ただの電話ではなく、求職者に負担をかけずに効率的にリアクションを回収するということが実現できるかどうかが最も重要なポイントでした。オトコルは、画面デザインがシンプルで直感的に操作できるので、これなら少人数の現場でも回せそうだと感じましたし、当社が求めているリアクションを回収するという課題に対して十分な機能が備わっていたことが理由です。

架電数が3倍、休眠求職者との面談数も2倍に増加

――オトコル導入後、どのように運用されていますか?

一つは、エントリーをして面談のアポイントを獲得できた求職者に対する、初回面談実施までのフォローです。アポイントを獲得しても、面談のキャンセルや不参加は一定数発生します。特に複数のエージェントを利用されている求職者だと日程を忘れてしまったりすることもあるため、面談日のリマインドの場面で利用しています。

もう一つは、休眠求職者の掘り起こしの場面です。過去にエントリーをいただいたものの、面談につながらなかった求職者に対して、転職活動の状況を確認し、アポイントの獲得を行う場面で活用しています。

――業務効率も変わりましたか?

はい、架電業務の業務効率は大きく向上したと思います。これまでは効率面を考慮して数を増やせなかった架電数を大きく伸ばすことができています。以前は1時間に数十件ほどしか電話できなかったのですが、オトコル導入により架電効率が大きく向上しています。

人手もかからず、通電しなかった番号に時間を取られなくなったため、実際の架電効率は何倍にもなっていると感じています。

――面談数にも影響はありましたか?

面談数の増加にも影響はでています。特に休眠求職者への掘り起こしでは、これまでできていなかった架電数を実現できているため、再度面談にご案内できるケースが大きく増えております。過去に面談につながらなかった方や一度離脱された方にもオトコルを通じて架電をすることで、休眠求職者の掘り起こしからの面談件数が以前の2倍ほどに増えました。

――アポ率が上がったというより、総数を増やせたイメージでしょうか。

もともとアポ率の向上というよりは、求職者との接点強化や、リアクションがもらえていない求職者の掘り起こしをメインに導入しています。アポイント率というよりも、これまで接点が持てなかった求職者と広く接点を持てるようになったことで、これまで届かなかった層にもしっかりアプローチできるようになったというイメージです。

――プレディクティブコールも活用されていますね。

「プレディクティブコール」と「オートコール」をリストの性質に応じて使い分けています。 アクティブなユーザーや、直近でやり取りがあった方にはプレディクティブコールで効率的に。 一方で、しばらく動きがなかったユーザーにはオートコールで個別に連絡しています。

※プレディクティブコールとは 連絡先リストに一斉に電話をかけ、応答があった場合のみ自動的にオペレーターに接続します。

――適切に使い分けられていて、チームとしても無理なく回せていそうです。

そうですね。どうしても架電数を増やすというと人員を増やすイメージがあったのですが、架電に関する工数を増やさずにアプローチ量を増やせており、結果にもつながっているので、非常に助かっています。

より多くの人にサービスを届けたい

――これからの展望についてお願いします。

まずは、より多くの方にhapeのサービスを知っていただくことですね。サービス内容には自信を持っているので、それを必要としている方にきちんと届ける仕組みを作っていきたいです。

――オトコルに対する今後の期待があればお聞かせください。

今のところ十分に活用できていますが、データを活用したレポートや提案があるとさらに助かるなと思います。たとえば「この時間帯は通電率が高い」「この属性の方は最近アポが取りやすい」というような傾向が見えると、もっと戦略的に活用できるのではないかと。他社事例との比較なども可能であれば、さらなる改善に役立つのではと期待しています。

――最後に、事業への思いについてお聞かせください。

当社は求職者一人ひとりに対して、誠実で丁寧な対応を大切にしている会社です。

情報があふれる今の時代だからこそ、「この会社と話したい」と思ってもらえる信頼感が何より重要だと考えています。今後も効率だけでなく、質の高いコミュニケーションを追求していきたいと思います。

■インタビューにご協力いただいた企業

株式会社hape

本社所在地:〒150-0002 東京都渋谷区渋谷3-6-3 渋谷363清水ビル4階

主なサービス:人材紹介事業、求人メディア運用

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