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イチニ株式会社アポ数が前月比1.5倍 「選挙」という特殊な領域でも有効活用できています
用途:アウトバウンドセールス
業種:メディア事業
従業員数:1~50名
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イチニ株式会社(以下、イチニ)は、「日本をよくする人を前へ」というビジョンを掲げる、選挙ビジネスのリーディングカンパニーです。選挙ビジネスという市場を創った存在でもあり、情報発信プラットフォーム「選挙ドットコム」の運営をはじめ、日本の選挙をより良くするために事業を展開しています。

今回インタビューしたのは、そんなイチニで営業部長を務める高橋さん。オトコルを導入し、プレディクティブコールの機能を活用することにより「アポ数が前月比1.5倍になった」と確かな手ごたえを感じている高橋さんに、導入のきっかけや具体的な成果について伺いました。

日々感じるリスペクト「政治家の力になりたい」

――まずはイチニ様の事業内容について教えてください。

当社は、「選挙をオモシロク」を合言葉に、政治・選挙情報を発信するプラットフォーム「選挙ドットコム」の運営をしている会社です。ほかに、政治家向けのサポートツール「Vonnector(ボネクタ)」の提供や、法人・政党を対象としたマーケティング支援などもしています。

――高橋さんのご担当は?

私は入社から一貫して営業を担当していて、今は営業部長として営業チーム・企画チーム・CSチームを管理しています。現在、入社4年目です。

――「選挙ビジネス」という珍しい事業領域ですが、この仕事のやりがいについて伺えますか?

一番は、政治家の皆さんの力になれることですね。まるで親戚のように温かく接してくださる方が多いんです。

多くの政治家は、世の中から思われているほど待遇が恵まれているわけではありません。そんな中で、「この地域のために」と身を粉にして活動する方々を見ていると、「この方たちの力になりたい」という思いが日々強くなります。

「属人化防止」と「仕事の均質化」のために導入

――オトコルのような架電ツールの導入は、前々から検討されていたんですか?

本格的に検討し始めたのは、オトコルを導入する少し前からです。

現職の政治家って、国内に35,000人しかいません。だから、一人ひとりと丁寧にやり取りするには、人が架電する必要があると思っていて、「だったら架電ツールは必要ないね」と長い間導入に前向きではなかったんです。

――そんな中で架電ツールを導入しようと思った理由は?

大きく二つあって、一つは架電業務が属人的になりすぎて、マネジメントが難しくなってきたこと。二つ目は、電話をかけるペースが人によって違うので、業務スピードの個人差が大きくなっていたことです。

――他の導入候補もあったのでしょうか?

他に3つほどありましたね。政治家を相手にするこの事業において、架電ツールが本当に馴染むのかが不安だったので、慎重に検討しました。

――オトコルを導入した「決め手」を伺えますか。

リーズナブルであることと、担当者さんとコミュニケーションが取りやすくて、サポートに安心感があったことです。

私たちのサービスは「選挙」という特殊な領域なので、問い合わせても質問内容を理解しようとしてもらえなかったり、レスポンスに時間がかかったりすることが多くて……。

その中でも、オトコルさんは、こちらの要望に真摯に向き合ったうえですぐに行動に移してくださるので、「ここなら安心して導入できそうだ」と感じました。

架電数が前年比5~6倍に

――オトコル導入後の成果について教えてください。

ボタン一つで架電できるので架電業務の均質化が実現して、課題だった「業務スピードの個人差」が解消されました。

それに、電話がつながりやすい時間・つながりにくい時間を洗い出して、架電すべきタイミングを明確にできるようになりました。電話しない時間にはリストを整理するなど、業務の効率性がアップしています。

――アポ数は変化していますか?

この取材日時点(2023年10月)で、前月比約1.5倍に増えています。

しかも、先月から今月にかけて人員が一人減っているので、数値以上に成果が出ている感覚がありますね。

――比例して、架電数も変化していたりしますか?

はい。電話する前後の工程も含めて、前年同時期と比べて5~6倍の増加です。

イチニphoto

有権者と政治家の橋渡し役に

――最近は、若者の投票率の低さが問題になっていますね。

そうなんですよね。政治家にとって「1票」って本当に大切で、「たかが1票」と思われることもありますが、その1票が結果を左右するケースは多いんです。現に2019年の統一地方選挙では、全国1523選挙のうち151選挙が10票差でした。

――それを踏まえて、今後の展望についてお話いただけますか。

私たちが目指しているのは、「選挙関連の情報はこのサイト」という存在になることです。

自分の住んでいる自治体の議員さん。その名前をすぐに出せる方って少ないと思います。

私たちは、一人でも多くの有権者に政治に興味を持ってもらいたい。同時に、政治家が多様な手段で情報発信できる仕組みをつくり、その発信をサポートしたいんです。有権者と政治家の橋渡し役として、サービスをさらに強化していきます。

――イチニ様の思いが実現するよう、当社としても全力でご支援します。本日はありがとうございました!

■インタビューにご協力いただいた企業

イチニ株式会社

本社所在地:東京都渋谷区神宮前1丁目11-11 グリーンファンタジアビル7階

主なサービス:政治・選挙に関するプラットフォーム運営、政治家向け情報発信ツールの提供 など